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We Want Miles!

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1981,10,4 わしは新宿に居た。
記念すべき帝王の復活コンサート2日目の日本公演に立ち会うことが出来た。
これはわしの自慢♪
それも前から3列目あたりだったような。
帝王の表情まですっかり見えるポジション。
しかし、病み上がりの帝王は立っているのも辛そうな悪コンディションだったのを憶えている。
 
マイルスが活動停止してから約5年。
その間のマイルスは人前にほとんど現れず、隠遁生活に近い状態だったらしい。
 
若きワシは、その当時付き合っていた女子を連れて行った。
彼女は珍しくジャズファンだった。
それもワシが良いと言うものを「いいね」と言ってくれて、とても仲良しだった。
 
名前を仮にミサコとしよう。
ミサコは美人じゃないけど、色白でスタイル良かった。
何より、とても馬が合って何をしても楽しかった。
当時、流行っていたカンフーごっこをしたり、行先も決めずによくドライブしたものだ。
 
ミサコがマイルスを好きになったのは多少私の影響もあるだろうが、ミサコの親が音楽の教師をやっていて、
ジャズのレコードが相当数あったことも起因する。
 
そんなミサコの家に行ってはコルトレーンやら、マイルスやらのレコードを借りて
カセットテープに録音してドライブでよく流していたものだ。
ワシは「Get up with it」がお気に入りだった。
1曲目、「He Loved Him Madly」。とても好きだけど、ドライブするにはちと暗い曲だったので、
オレが死んだら、この曲を葬祭場で流せと言っておいた。
今でも覚えているだろうか?
 
その中で「麗しのマイシャ」の曲は2人のお気に入りで、いつも聞いていたのを思い出す。
自然にマイルスに親しんで来たように思う。
 
そんな日々の中で、マイルス復活のニュース!
「マンウィズザホーン」なる新作を発表。
これが度胆を抜くような会心の出来。
これを待っていたんだよ。ワシは心の底からマイルス復活を喜んだ。
 
1981,10,4 新宿の野外特設ステージ、夜の新宿は初めてだったけど怖くなかった。^^;
感動の嵐で何も言えなかったなあ。
ただ2人、裸で抱き合うしかなかったほどの興奮だったことを鮮明に覚えている。
 
We Want Miles ! な夜だった。
 
その後、彼女とは戸籍も同じになった。
ちなみに彼女の誕生日は9.28。
偶然とは言え、マイルスの命日である。
イメージ 1
写真左 公式盤「We Want Miles」
これ、いい所だけ集めています。例によってテオの編集です。
普通ね、マイルスはライブでしょっぱなから「ジャンピエール」はやらないんだよなあ。
大体「宴もたけなわですが、そろそろジャンピエールなぞ、いかがでしょう?」って辺りでぶちかますのが
この曲の正しい扱い方なんだけどなあ。まっ、テオってそんな感じです(苦笑)
それも2回も入ってる。テオってどんだけこの曲が好きなんだろうね。(笑)
 
写真右。
と言うことでノーカット版です。ワシの拍手が聞こえます^^;
 

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