「カインドオブブルー」に似てる。
と言ったら、「そうですね」と２つ返事で返ってくるようなジャズファンと私はおともだちに成りたい♪
普通、超名盤「カインドオブブルー」を「ビッチェズブリュー」と比較するなんて
土台無理な話だと一笑に附される。
これ普通です。
カインドオブブルーについてはジャズ評論家の皆様が天からの宝物を頂くように
ありがたや、ありがたやと礼賛して止まない。
わしもそう思う。
マイルスにカインドオブブルーが無かったら、マイルスは帝王と呼ばれなかったかも知れない。
それほど、凄いです。
まずこれを聞け！と言うのが「カインドオブブルー」
「ビッチェズブリュー」が「カインドオブブルーに似てるね」なんて言った途端に私はアホ扱いされるのが
正しいジャズ界です♪
しかしね、どちらも、第一音を発した瞬間、
「あんた、耳を研ぎ澄ましな」と言うマイルスの声が聞こえる。
この最初の「掴み」で私の体は準備OKに成る。
恋をする５秒前と言ったところか＾＾；
前者はビルエバンスの生ピアノの５秒間。
後者はベニーモウピンのバスクラの５秒間。
瞬殺の５秒間。
大体名盤と言われるものは最初の５秒がダメなものは無い。
だんだん進行するにつれて、良くなるのは名盤では無い。
また逆に最初の５秒はいいんだけどと言うのもあるけど、後がダメなのは当たり前たけど名盤ではない。
一瞬の隙もなく、濃密な時間を共有し、最後まで逝かせてくれるのが、名盤の定義だと思っている。
皆様も心当たりがあるように、
最初の数秒で瞬殺されると、あとは時の流れに身を任せるだけ。
そこにはエレクトリックとか言う境界は無い。
どっちもいいもんはいいと言うことで「シャンシャン総会状態」になる♪
スムーズに流れが進行し、何の澱みもない。
気が付くと、最後の議事も終了し質問の時間になる。
「質問有りますか？」とマイルスに問われても
「無いですぅ♪」で終了です。(笑)
「Ｓｏ Ｗｈａｔ」と「Ｐｈａｒａｏｈ‘ｓ Ｄａｎｃｅ」に流れる空気が
同じだとお気づきの貴兄。お友達に成りましょう♪
写真左「Ｋｉｎｄ ｏｆ Ｂｌｕｅ」名盤中の名盤です！
写真右「Ｂｉｔｃｈｅｓ Ｂｒｅｗ」。こちらも驚愕です。
どちらもレコードです♪
久しぶりに出したら、カビ臭かった＾＾；
